訪問日:令和6年(2024年)6月5日
粟津温泉から約3キロのところに、日用町という全国農村景観百選にも選ばれた静かな町があります。
透き通った清流、日用川と日用神社、古民家を中心とした美しい里です。
この日用の地は、秋田杉と並び称された銘木「日用杉」の産地。
かつて東本願寺が消失した際、再建のため、日用杉の他、小松の大杉、粟津、赤瀬などのケヤキ、マツ、スギが切り出され、木場潟に集められたものが水運で安宅へ、そこから京都へ運ばれました。
ここ日用のコケは地元の方が杉の苗を育てるために地面を綺麗に手入れしているうちに自然に苔が一面に生えるようになったのだそう。
山に囲まれた日用の町は湿度が高く、苔の生育に適していたのでしょう。
日用の美しい苔と静かな環境、偉容を誇る杉が織りなす侘び寂びの世界感に、今、世界中から注目が集まっています。
菟橋神社より山手に車で約20分、「苔の里」入口の案内板が見えて来ました。
駐車場に車を止めて庭に入って行きます。
駐車料金は無料です。
入口には手作りの協力金500円の看板と協力金入れが有ります。
500円を入れて庭に入ります。
訪れた時は天気も良く、平日だったので観光客も2,3人でとても静かな一時を過ごせました。
日本有数の苔庭
苔が綺麗に手入れされていて梅雨前だったにもかかわら青々とした苔が素晴らしい!
眞子内親王殿下歌碑
道を渡って日用神社に行きます。
苔の名所「苔の里」は、杉の美林に囲まれた48種類も及ぶ苔むす庭園や神社、古民家など全国農村景観百選に選ばれた美しい里山集落の開放エリアを、ガイドから自然や生活文化について解説を受けながら、鑑賞することができます。
入園可能時間
9:00~16:00
アクセス
〒923-0324
石川県小松市日用町寅71番地付近